NY外為市場では英国の市場鎮静化目的の緊急国債購入策の発表を受けて、リスク選好的な動きが優勢となった。ダウは50ドル高。英国中銀は新政府が掲げた新たな大型財政策を受け下落した市場鎮静化を目指し一時的に長期国債の購入を実施する計画を発表。10月3日に予定されていた保有国債の売却の開始を31日まで先送りさせる。

英国債相場は急伸。30年物利回りは一時100ベーシスポイント低下する荒い展開となった。米国債相場も英国債相場に連れ反発。10年債利回りは4%まで上昇後、3.80%まで低下した。

ドル・円は144円70銭から144円33銭まで下落。米債利回り低下に伴うドル売りと、リスク選好の円売りが交錯。ユーロ・円は138円40銭から138円69銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.0541ドルから1.0674ドルまで上昇。ポンド・円は152円57銭の安値から154円55銭まで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:リスクオン、英国の市場鎮静化目指す緊急国債購入受け