大阪取引所金標準先物 23年8月限・日中取引終値:7757円(前日日中取引終値↑62円)

・推移レンジ:高値7760円-安値7699円

6日の大阪取引所金標準先物(期先:23年8月限)は上昇した。昨日の米市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、ロシアが主要パイプライン「ノルドストリーム」を通じた欧州向けガス供給の停止を延長したことからエネルギー不足による欧州景気の先行き不透明感が強まり、安全資産とされる金の需要が高まりやすかった。また、「OPECプラス」が10月の原油減産を決めたことから、原油価格の先高観が強くなり、インフレをヘッジ(回避)する手段として金の投資需要も指摘された。こうした動きや心理を映し、今日の金先物は買いが優勢の展開となった。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 大阪金概況:上昇、欧州景気の先行き不透明感などから安全資産の需要高まる