米商務省が発表した7月製造業受注は前月比-1.0%と、予想外に昨年9月来のマイナスに落ち込んだ。

同時刻に発表された7月耐久財受注改定値も前月比-0.1%と、速報値0.0%から下方修正され、予想外に2月来のマイナスに落ち込んだ。変動の激しい輸送用機器除く7月耐久財受注改定値は前月比+0.2%と、速報値+0.3%から予想外に下方修正され4月来で最小の伸びとなった。国内総生産(GDP)算出に用いられる7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値は前月比+0.5%と速報値+0.7%から下方修正し3月来で最小の伸び。

予想を下回った結果を受け、米国債相場は反発。10年債利回りは3.286%から3.17%まで低下した。ドル・円は140円80銭の高値から140円00銭近辺まで反落。ユーロ・ドルは0.9987ドルから1.0029ドルまで上昇後、1.000ドルを挟んだもみ合いが続いた。

【経済指標】
・米・7月製造業受注:前月比-1.0%(予想:+0.2%、6月:+1.8%←+2.0%)
・米・7月耐久財受注改定値:前月比-0.1%(予想:0.0%、速報値:0.0%)
・米・7月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比+0.2%(予想:+0.3%、速報
値:+0.3%)
・米・7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+0.5%(速報値
:+0.7%)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米7月製造業受注/耐久財受注改定値、予想外のマイナスでドル反落