米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は23.2万件と、前回から予想外に減少。また、前回分も23.7万件へ、24.3万件から下方修正された。米失業保険継続受給者数は143.8万人と、予想に一致。前回141.2万人から増加した。

米4-6月期非農業部門労働生産性改定値は前期比年率-4.1%。速報値-4.6%から予想以上に上方修正された。また、同期単位労働コスト改定値は前期比年率+10.2%と、速報値+10.8%から予想以上に下方修正された。

失業保険申請件数が前回から予想外に減少し、米連邦準備制度理事会(FRB)の見解通り労働市場が依然ひっ迫している証拠となり、大幅利上げを織り込むドル買いが強まった。ドル・円は139円15銭から139円60銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0000ドルから0.9986ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.1572ドルから1.1550ドルまで下落。

【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数:23.2万件(予想:24.8万件、前回:23.7万件←24.3万件)
・米・失業保険継続受給者数:143.8万人(予想:143.8万人、前回:141.2万人←141.5万人)
・米・4-6月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率-4.1%(予想:-4.3%、速
報値:-4.6%)
・米・4-6月期単位労働コスト改定値:前期比年率+10.2%(予想:+10.6%、速報値:
+10.8%)
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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少、大幅利上げ観測にドル買い強まる