31日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、138円後半から半ばに値を下げた。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化への思惑からドル買い基調が続き、139円台を目指す展開が続く。ただ、同水準付近での強い売りが意識され、足元は下押し圧力が強い。


ここまでの取引レンジは、ドル・円は138円42銭から138円85銭、ユーロ・円は138円79銭から139円13銭、ユーロ・ドルは1.0014ドルから1.0035ドル。

【要人発言】
・中川日銀審議委員
「物価上昇が消費に与える影響は注意してみていく必要がある」
「当面コストプッシュによる値上げが続く可能性」
「景気回復には物価上昇の消費への影響が軽微にとどまる必要」
「単純に物価2%を実現すればよいとは考えていない」

【経済指標】
・日・7月鉱工業生産速報値:+1.0%(前月比予想:-0.5%、6月:+9.2%)
・中・8月製造業PMI:49.4(予想:49.2、7月:49.0)
・中・8月非製造業PMI:52.6(予想:52.3、7月:53.8)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は軟調、139円付近の売りを意識