18日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円64銭から135円90銭まで上昇し、引けた。米週次新規失業保険申請件数が増加予想に反し減少し労働市場の堅調さが示されたほか、米8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想外のプラス圏に回復し、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを正当化する結果を受けてドル買いが強まった。そののち、本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するセントルイス連銀のブラード総裁がウォールストリートジャーナル紙とのインタビューで9月FOMCで75ベーシスポイントの利上げ支持に傾斜していると発言したため大幅利上げ観測に伴うドル買いが一段と加速した。

  
ユーロ・ドルは1.0188ドルから1.0080ドルまで下落し、引けた。欧米金利差拡大観測が根強くユーロ売りが優勢となった。

  
ユーロ・円は137円40銭から136円56まで下落。

 
ポンド・ドルは1.2071ドルから1.1923ドルまで下落した。

ドル・スイスは0.9502フランへ弱含んだのち、0.9571フランまで上昇した。





[経済指標]  ・米・先週分新規失業保険申請件数:25万件(予想:26.4万件、前回:25.2万件←26.2万件)・米・失業保険継続受給者数:143.7万人(予想:145.5万人、前回:143万人←142.8万人)・米・8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:6.2(予想:-5.0、7月:-12.3)・米・7月中古住宅販売件数:481万戸(予想:486万戸、6月:511万戸←512万戸)・米・7月景気先行指数:前月比-0.4%(予想:-0.5%、6月:-0.7%←-0.8%)

  



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情報提供元: FISCO
記事名:「 8月18日のNY為替概況