18日の日経平均は反落した。節目の29000円を上回ることなく推移したが、終値は5日移動平均線を上回って下値での買い需要を確認。ローソク足は小陰線ながら寄り引けほぼ同値で「星」に似た形状を描き、売り買いの拮抗状態を窺わせた。25日移動平均線との乖離率は昨日5.22%と3月20日以来の5%超えとなったが、本日は3.82%に低下して過熱圏を脱出した格好。パラボリックの陰転値が28069.35円、新値三本足の陰転値が28249.24円と、短期トレンドの下降転換ラインは本日終値を大幅に下回る水準にあり、本日の下落は上昇トレンド中の浅いスピード調整と位置付けられよう。ただ、NT倍率が14.54(昨日比-0.02)と高止まりしているため、下押しリスクが残っている可能性に留意したい。
<FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:反落、25日線乖離率は過熱圏を脱出