NY外為市場でポンド売りが優勢となった。英国中銀は金融政策決定会合で、政策金利を0.5%引き上げ27年ぶりの大幅利上げに踏み切った。ベイリー総裁は、インフレ率を目標2%に戻すことが絶対的優先課題としながらも、同時に、長期にわたる景気後退を警告。スタグフレーション懸念が広がった。英2年債と10年債利回りは一時2019年以来で初めての逆イールドとなった。

ポンド・ドルは欧州市場で1.2066ドルまで下落後、いったん1.2120ドル前後に反発するが伸び悩んだ。ポンド円は英中銀の利上げを受け一時7月28日来の高値となる163円92銭まで上昇後、161円16銭まで反落。ユーロ・ポンドは0.8344ポンドから0.8418ポンドまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ポンド戻り鈍い、英中銀27年ぶり大幅利上げもリセッション警告で