米労働省が発表した4-6月期雇用コスト指数(ECI)は前期比+1.3%となった。伸びは1-3月期+1.4%から鈍化も予想を上回った。

同時刻に商務省が発表した6月個人所得は前月比+0.6%。伸びは予想を上回った。5月分も+0.6%へ、+0.5%から上方修正された。個人消費支出(PCE)は前月比+1.1%。伸びは5月+0.3%から拡大し、予想も上回り3月来で最大。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として最も重要視している燃料や食料品を除いた6月コアPCE価格指数は前年比+4.8%と、伸びは予想外に5月+4.7%から拡大した。

予想を上回ったインフレ指標を受け米国債相場も反落。10年債利回りは2.7%まで上昇した。ドル買いも後退し、ドル・円は113円50銭から134円24銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0210ドルから1.0175ドルまで下落し日中安値を更新した。
【経済指標】
・米・4-6月期雇用コスト指数(ECI):前期比+1.3%(予想:+1.2%、1-3月期:+1.4%)
・米・6月コアPCE価格指数:前年比+4.8%(予想:+4.7%、5月:+4.7%)
・米・6月個人所得:前月比+0.6%(予想:+0.5%、5月:+0.6%←+0.5%)
・ 米・6月個人消費支出(PCE):前月比+1.1%(予想:+1.0%、5月:+0.3%←+0.2%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米2QECI/米6月コアPCE価格指数、予想上回りドル売り後退