ボスティック米アトランタ連銀総裁は6月消費者物価指数(CPI)の結果に懸念を表明し全てが選択肢になると言及した。また、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した最新の米地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、経済活動が緩慢なペースで拡大していると報告されたほか、多くの地区がサプライチェーン問題や労働者不足問題が継続していると報告。さらに、ほとんどの地区が賃金の伸びを報告、物価圧力は年末まで続くと予想していることが明らかになった。短期金融市場では7月連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げを4分の3の確率で織り込んだ。

同時に5地区が景気後退リスクを指摘。数地区が需要鈍化の兆候が強まっていると報告した。米2年、10年債の逆イールドは24べーシスポイントと2000年来で最大。

米国債やドル相場は売り買い交錯。ドル・円は137円20銭で変わらず。ユーロ・ドルは1.0070−75ドルで高止まりとなった。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドルもみ合い、7月FOMCでの1%利上げ確率上昇、ベージュブックやアトランタ連銀総裁発言で