週明け11日の米株式市場でNYダウは164.31ドル安の31173.84、ナスダック総合指数は262.71pt安の11372.60、シカゴ日経225先物は大阪日中比65円安の26585円。為替は1ドル=137.30-40円。中国の一部地域で再び都市封鎖が導入され、景気後退懸念が強まるなか、コマツ<6301>、三井物産<8031>、JFEHD<5411>、AGC<5201>などが軟調となろう。また、米長期金利が下落する中ではあったが、米6月消費者物価指数の発表を明日に控えるなか、前日の米ハイテク・グロース株は大きく下落。これに伴い、エムスリー<2413>、ベイカレント<6532>、マネーフォワード<3994>、ラクス<3923>なども売りが優勢となろう。一方、ディフェンシブ銘柄が選好されると考えられ、味の素<2802>、ヤクルト<2267>、森永乳業<2264>、武田薬<4502>、アステラス製薬<4503>などに物色が向かいそうだ。個別では電気自動車(EV)の一部車両で生産ラインの停止を延長しリコール原因を調査するとしたトヨタ自<7203>がやや嫌気されそうだ。前期実績が会社計画を下振れ、今期計画は市場予想を下回る見込みとなったコスモス薬品<3349>
は短期的にはネガティブな反応が続こう。一方、第1四半期営業利益が市場予想を上回ったローソン<2651>、第1四半期が大幅増益で順調な出足となったローツェ<6323>は好感されそうだ。DIY用品などの値上げを発表したコーナン商事<7516>、カネ美食品<2669>へのTOBを発表したパンパシHD<7532>なども材料視されそうだ。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:ローソンやコーナン商事などに注目