NY外為市場では欧州中央銀行(ECB)が9月までに金利を0.5%引き上げるとの観測が後退し、域内金利低下に伴いユーロ売りが加速した。独連邦債10年物の利回りは1.3%から1.16%まで低下。ユーロ・ドルは1.044ドルから1.0366ドルまで下落し6月15日来の安値を更新した。ユーロ・円は141円から139円79銭まで下落。ユーロ・ポンドは0.8679ポンドから0.8648ポンドまで下落した。

ユーロ圏6月消費者物価指数速報値は前年比+8.6%と、過去最高の伸びを記録。ECBは7月定例理事会で11年ぶりの利上げに踏み切ると見られている。同時に欧州のエネルギー危機などが影響し景気も減速し、スタグフレーション懸念が強まりつつあるため、一時織り込まれた9月までの0.5%利上げ観測が後退。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ユーロ売り加速、欧州スタグフレーション懸念にECBの9月までの0.5%利上げ確率低下