29日の米国市場では、米NYダウが491.27ドル安の30946.99、ナスダック総合指数が343.01pt安の11181.54、シカゴ日経225先物が大阪日中比325円安の26745円。景気後退懸念が強まるなか原油先物価格などが下落していることで、INPEX<1605>や三井物産<8031>に売りが出そうだ。ロンドンLME取引所での流動性が投機筋の取引減少などで減少しているとの日本経済新聞社による報道もあり、住友鉱山<5713>、大平洋金属<5541>も下落が想定される。東ソー<4042>や信越化学<4063>などの化学セクターのほか、米長期金利の大幅低下を背景に三菱UFJ<8306>、東京海上HD<8766>の金融セクターも全般冴えない展開となろう。一方、金利低下を支援要因にSHIFT<3697>やJMDC<4483>などのグロース株に押し目買いが向かうことが予想される。材料どころでは、5月の世界生産台数が前年の反動とはいえ、前年比でプラスとなった日産自<7201>とスズキ<7269>は好感されそうだ。なお、スズキはインド新工場での生産能力の増強も伝わっている。オイシックス<3182>はシダックス<4837>に出資し持ち分法適用会社化すると発表したことで、シナジー効果への期待でそれぞれ買われそうだ。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:スズキやオイシックスなどに注目(訂正)