(13時50分現在)

S&P500先物      3,933.10(+9.4)
ナスダック100先物  11,936.20(+7.9)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は50ドル高。アジア株式市場は下げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


18日の主要3指数は急反落。寄り付きから下げ幅を拡大する展開となり、4日ぶりにマイナスへ転じたダウは1000ドル超安で年初来安値を更新した。中国経済の不透明感や連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派姿勢で地合いは悪化しており、この日発表された低調な住宅関連指標を受け序盤から売りが先行。ウォルマートなど小売大手の業績悪化も嫌気された。ハイテク関連への売りが目立ち、ナスダックは5%近く下げた。


本日は上げ渋りか。前日の反動で自律反発狙いの買いが期待されるものの、インフレによるコストの増大が企業収益を圧迫するとの懸念が根強い。今晩発表のフィラデルフィア連銀製造業景況指数と中古住宅販売件数、景気先行指数はいずれも前回から鈍化が見込まれ、売り材料に。一方、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)に向けFRB当局者はタカ派姿勢を堅持。政策運営によるリセッションへの警戒感から、売り再開の可能性もあろう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:上げ渋りか、地合いの悪化で売り再開も