日経平均は61円安(9時15分現在)。今日の東京株式市場は、寄付き段階では売り買いが交錯した。昨日の米株式市場でダウ平均が小幅ながら続伸したことが東京市場の株価の支えとなったことに加え、中国・上海市が6月に都市封鎖(ロックダウン)を解除する方針を示したことも市場の安心感となった。また、22年3月期決算発表が昨日までで一巡したが、好業績銘柄への物色意欲が継続し、株価支援要因となった。一方、昨日の米株式市場でナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1%を超す下げとなったことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。また、米国の利上げや中国のコロナ対策による経済の下押し懸念が払しょくできないことに加え、ウクライナ情勢の先行き不透明感も継続し、株価の重しとなり、寄付き段階では売り買いが拮抗した。寄り後、日経平均は軟調に推移している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は61円安、寄り後は下げに転じる