13日のニューヨーク外為市場でドル・円は128円84銭から129円45銭まで上昇し、引けた。米4月輸入物価指数の伸びが予想を下回ったほか、5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が2011年以降10年ぶりの低水準に落ち込んだためドル売りが優勢となった。しかし、上院で再任が承認されたパウエルFRB議長が次回2回のFOMCで各50ベーシスポイントの利上げを支持する姿勢を再確認したため金利の上昇に伴うドル買いが再燃。さらに、暗号資産や株式市場が持ち直したため警戒感が後退し、リスク選好の円売りも強まった。。

  
ユーロ・ドルは1.0350ドルまで下落後、1.0415ドルまで反発し、引けた。域内経済の成長減速懸念にユーロ売りが優勢となったのち、株高に連れ安全通貨としてのドル買いが後退したため反発。
ユーロ・円は133円60銭から134円75銭まで上昇。

 
ポンド・ドルは1.2156ドルへ下落後、1.2294ドルまで上昇した。

  
ドル・スイスは0.9992フランから1.0047フランまで上昇した。
   
   
   
   [経済指標] ・米・4月輸入物価指数:前月比0%(予想:+0.6%、3月:+2.9%←+2.6%)・米・4月輸入物価指数:前年比+12.0%(予想:+12.3%、3月:+13%←+12.5%)・米・4月輸出物価指数:前月比+0.6%(予想:+0.7%、3月:+4.1%←+4.5%)・米・4月輸出物価指数:前月比+18.0%(予想:+19.2%、3月:+18.6%←+18.8%)・米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:59.1(予想:64.0、4月:65.2)・米・5月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:5.4%(予想5.5%、4月:5.4%)・米・5月ミシガン大学5−10年期待インフレ率速報値:3.0%(4月:3.0%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 5月13日のNY為替概況