27日の米株式市場でNYダウは61.75ドル高の33301.93、ナスダック総合指数は1.81pt安の12488.93、シカゴ日経225先物は大阪日中比15円安の26375円。為替は1ドル=128.50-60円。乱高下の末に結局下落したナスダックやSOX指数を背景に東エレク<8035>や村田製<6981>、JMDC<4483>、ラクス<3923>などのハイテク・グロース株は冴えない展開となりそうだ。一方、アリババ株など中国関連株の大幅反発を背景にソフトバンクG<9984>は堅調な展開が期待される。米建機大手キャタピラーの上昇や中国でのコロナ感染鈍化の報道を支援要因にコマツ<6301>、ナブテスコ<6268>には押し目買いが入るか。前期実績が市場予想並みの着地となり、自社株買いなどを発表した信越化学<4063>、市場予想を上回る見通しを示したアドバンテスト<6857>、TDK<6762>などは好感されそうだ。一方、第4四半期実績が市場予想を下回ったエムスリー<2413>、今期見通しが市場予想を下回ったNRI<4307>、JR東日本<9020>、ZOZO<3092>、イビデン<4062>などは軟調となろう。サイバーA<4751>は今期見通しが市場予想を大きく下回るも保守的すぎるとの見方もあり、下げ渋るかが注目される。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:ソフトバンクGやコマツなどに注目