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大幅反落で連日の安値更新。前日に22年2月期の決算を発表、営業利益は347億円で前期比3.0%減となり、従来予想線上で着地している。一方、23年2月期は326億円で同6.1%減益見通しとなっており、連続減益見通しを嫌気する動きが優勢に。エネルギー価格の高騰により、商品・資材調達、水道光熱費・物流費をはじめとする諸経費上昇を織り込んでいるもよう。
Jフロント<3086>:929円(-63円)
大幅反落。前日に22年2月期の決算を発表している。営業利益は93.8億円で前期比336億円の損益改善となっているが、3月24日に上方修正を発表済みでサプライズなし。一方、23年2月期は210億円で同2.2倍の見通しとしている。市場コンセンサスは270億円程度の水準であり、回復ピッチは期待よりも鈍いとの見方が優勢のようだ。百貨店事業などの収益回復が期待よりも低くなるようだ。
竹内製作<6432>:2306円(-159円)
大幅続落。前日に22年2月期の決算を発表、営業利益は178億円で前期比34.5%増益、第3四半期決算時に上方修正した水準167億円を上振れる着地に。一方、23年2月期は127億円で同28.5%減益見通しとしており、ネガティブに捉えられている。鋼材価格上昇や物流費の上昇などを想定しているもよう。円安効果なども期待されていたなか、想定外の大幅減益ガイダンスに。なお、中計では25年2月期営業利益240億円を目指している。
パーク24<4666>:1718円(-107円)
大幅続落。海外募集における1600万株の新株発行を発表している。発行価格は1644円に決定、前日終値比でのディスカウント率は9.9%となっている。新株は発行済み株式数の10.3%に当たる水準で、株式価値の希薄化を意識する流れになっている。約250億円の調達資金は、アプリ等の開発や事業基盤システム刷新等のデジタル投資、EVを含めたモビリティ車両の購入の一部などに充当する計画。
塩野義薬<4507>:6265円(-1175円)
大幅続落。厚生労働省に製造販売承認を申請している新型コロナウイルス向け飲み薬について、動物実験で胎児に奇形を引き起こすリスクが確認されたことが分かったと報じられている。同社では「動物実験のデータから、妊婦への使用は推奨されないと考えている」としているもよう。承認を前提に100万人分を供給することで厚労省と基本合意済みとなっているが、承認審査の長期化など先行き不透明感が強まる状況にも。
Fーブレイン<3927>:764円(+69円)
大幅に反発。3月の売上高(速報ベース)が前年同月比102.1%増の2.28億円だったと発表している。前月(109.7%増)とほぼ同水準の高い伸びとなった。21年4月-22年3月の累計では前年同期比55.3%増の16.82億円。売上高が右肩上がりで拡大していることが好感され、買いが集まっている。5日に年初来高値を記録した後、株価が下落していることから押し目買いも入っているようだ。
ボードルア<4413>:3010円(+262円)
大幅に続伸。23年2月期の営業利益予想を前期比25.8%増の8.55億円と発表している。第1四半期から連結決算に移行した。成長分野であるSDN、ロードバランサー、セキュリティ、無線、仮想基盤、クラウド領域を強化する。同時に発表した22年2月期の営業利益は33.4%増の6.79億円で着地した。DXのトレンドが進展する中、成長分野に重点を置いて取り組んだことが奏功し、利益が拡大した。
ビザスク<4490>:4455円(+465円)
大幅に3日ぶり反発。22年2月期の営業収益を従来予想の34.00億円から37.02億円(前期実績16.04億円)に上方修正している。積極的な広告宣伝などでビザスクinterviewの新規クライアント層が拡大し、既存クライアントでもサービスの高度化や利用ニーズの取り込みで平均的な取扱高が上昇したため。未定としていた営業損益予想は1.12億円の赤字(同2.08億円の黒字)としている。 <ST>