7日のドル・円は、東京市場では123円93銭から123円47銭まで下落。欧米市場では、123円61銭から124円00銭まで上昇し、123円98銭で取引終了。本日8日のドル・円は主に124円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の続伸を受けてドル買い・円売りは継続する可能性がある。

報道によると、セントルイス地区連銀のブラード総裁は7日、「連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ対応で後手に回っている」との考えを示した。一方、シカゴ地区連銀のエバンズ総裁とアトランタ地区連銀のボスティック総裁は、「FRBが中立的な政策への回帰において慎重に対応する」との見方を示した。7日の米国債券市場で2年-10年の利回り格差はやや拡大。2年-10年の利回り格差の逆転現象は解消されているが、米国のインフレ見通しは不透明であり、ウクライナ情勢の急変などによって10年債利回りが反落した場合、2年-10年の利回り格差が再び逆転する可能性は残されている。そのため、ドルと長期金利の動向については引き続き予断を許さない状態が続くとみられる。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇でドル買い継続の可能性