5日の米株式市場でNYダウは280.70ドル安の34641.18、ナスダック総合指数は328.39pt安の14204.17、シカゴ日経225先物は大阪日中比280円安の27520円。為替は1ドル=123.50-60円。連邦準備制度理事会(FRB)の中でもハト派とされるブレイナード理事によるタカ派発言で、米債券市場では金利が急伸し、前日のナスダック総合指数は大幅に下落。この流れを引き継いで、東京市場でもソフトバンクG<9984>、イビデン<4062>、村田製<6981>、三井ハイテック<6966>などのほか、ラクス<3923>、マネーフォワード<3994>、Sansan<4443>などの高バリュエーション銘柄に売りが先行しよう。特に米SOX指数が4.5%超と急落していることで、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>などの半導体関連には売りが広がりそうだ。一方、金利の上昇を支援要因に三菱UFJ<8306>
や第一生命HD<8750>など金融株は上昇しよう。また、フェロクロムの4-6月積みの対日調達価格が約14年ぶりに最高値を更新したことを受けて、大平洋金属<5541>に物色が向かいそうだ。ほか、業績予想を上方修正したマニー<7730>、3月既存店売上高が堅調だったABCマート<2670>、ハイデイ日高<7611>などにも注目。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:三菱UFJや大平洋金属などに注目