3月31日の米株式市場でNYダウは550.46ドル安の34678.35、ナスダック総合指数は221.76pt安の14220.52、シカゴ日経225先物は大阪日中比255円安の27535円。為替は1ドル=121.70-80円。米SOX指数の連日の大幅下落を背景に、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、SUMCO<3436>などに売りが先行しそうだ。一方、東エレク<8035>も下落が予想されるものの、熊本に開発棟を建設し半導体製造装置の開発を強化すると伝わっており、注目される。そのほか、米グロース株安を背景にソフトバンクG<9984>、村田製<6981>、ラクス<3923>、ベイカレント<6532>、Sansan<4443>などの下落が予想される。他方、米政権の石油備蓄放出の発表を要因とした原油先物相場の反落を前日の間に織り込んでいることもあり、三井物産<8031>や三菱商事<8058>などの商社株には押し目買いが入りそうだ。連日の大陽線で押し目買い意欲の強さを窺わせた日本郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運株も本日も買いが優勢となりそうだ。今晩の米雇用統計次第では円安・ドル高が改めて進展する可能性があり、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの輸出関連株は底堅い展開となりそうだ。そのほか決算期の変更もあり単純比較できないが、35期連続の増収増益となり、今期も増収増益見込みとしたニトリHD<9843>、欧州子会社社の全株式譲渡を発表したイビデン<4062>などにも注目。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:ニトリHDやイビデンなどに注目