29日のニューヨーク外為市場でドル・円は123円50銭から121円98銭まで反落して引けた。ロシアとウクライナ停戦交渉で進展が見られ、両国首脳会談の可能性も報じられたため停戦期待が強まり、有事のドル買いが大きく後退。インフレ要因も後退するため、米国債相場が上昇し、利回り低下に伴うドル売りも加速した。

  


  
ユーロ・ドルは1.1137ドルまで上昇後、1.1096ドルまで反落し、引けた。ロシアとウクライナの停戦期待に域内の成長鈍化懸念が後退し、ユーロの買戻しが優勢となった。ドイツ連邦債2年物の利回りが14年来のプラスに回復するなど年内の利上げ観測を受けたユーロ買いも強まった。
ユーロ・円は137円31銭まで上昇後、135円67銭まで反落。

 
ポンド・ドルは1.3160ドルまで上昇後、1.3060ドルまで反落した。

  
ドル・スイスは0.9354フランから0.9298フランへ下落した。
[経済指標] ・米・2月JOLT求人件数:1126.6万件(予想:1100.0万件、1月:1128.3万件←1126.3万件)・米・3月消費者信頼感指数:107.2(予想:107.0、2月:105.7←110.5)・米・1月FHFA住宅価格指数:前月比+1.6%(予想:+1.2%、12月:+1.3%←+1.2%)・米・1月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+19.1%(予想:+18.6%、12月:+18.58%←+18.56%)

  
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情報提供元: FISCO
記事名:「 3月29日のNY為替概況