米国株式市場は反落。ダウ平均は448.96ドル安の34358.50ドル、ナスダックは186.21ポイント安の13922.61で取引を終了した。高インフレや利上げを懸念した売りが再燃し、寄り付き後、下落。2月の新築住宅販売件数が予想以上に減少したほか、原油高で景気への懸念も再燃し、終日軟調に推移し、引けにかけ下げ幅を拡大した。セクタ—別ではエネルギー、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、銀行が下落。

メーカーのゼネラル・ミルズ(GIS)は四半期決算で調整後の1株利益が予想を大幅に上回ったほか、業績見通しを引き上げたことが好感され、上昇。ゲーム販売のゲームストップ(GME)はコーエン会長が自社株を追加で10万株購入したことが明らかになり、上昇した。一方、ソフトウェアメーカーのアドビ(ADBE)は四半期決算で内容が予想を上回ったが、ロシアでの商品販売停止により通期の収益が削減されると弱い見通しを示し、下落。法人顧客向けユーザー認証サービスのソフトウェアを提供するオクタ(OKTA)はハッカー集団によるセキュリティー侵害被害を確認したほか、アナリストの投資判断引き下げで、下落した。ソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)も同様のハッカー集団による被害を確認し、下落。

住宅建設会社のKBホームズ(KBH)は取引終了後に決算を発表。1株利益が予想を下回ったため、時間外取引で下落している。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ448ドル安、原油高を警戒