23日の日経平均は7営業日続伸した。75日移動平均線や13週線を上放れて節目の28000円を突破し、26週線まで16.97円下の好位置で大引けを迎えた。ローソク足はマドを空けて大陽線を描いた。陽線は6本連続で、強い上昇圧力を見せつけた格好。一目均衡表では株価の雲上限突破と転換線による基準線の上抜け、遅行線の強気シグナル発生を本日一斉に示現して三役好転が完成し、相場の主導権は買い手に移ったとみられる。
株価下では25日線が上向きに転換したこともあって、強い上昇圧力が窺える。反面、25日線との上方乖離率は6.61%と5%ラインを超える「買われ過ぎ」ゾーン入り。7連騰で短期的な買い疲れが意識される中、ボリンジャーバンドの1σ相当の値幅が広がっているため日々の値幅は拡大しやすいとみられ、反動安リスクの高まりにも留意したい。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:7日続伸、25日線上向いて三役好転も完成