15日のドル・円は、東京市場では118円45銭から117円85銭まで弱含み。欧米市場では、117円70銭から118円40銭まで反発し、118円31銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に118円台で推移か。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明を待つ状況であることから、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続く可能性がある。

報道によると、トルコのエルドアン大統領は15日、ロシアとウクライナの停戦に向け、自国の外相を今週モスクワとキエフに派遣すると発表した。トルコ政府によると、16日にモスクワで会談を行った後、17日にキエフへ向かうようだ。また、エルドアン大統領は16日にポーランドのドゥダ大統領と会談すると表明。一方、ブリンケン米国務長官は15日、ウクライナのクレバ外相と電話会談を行い、安全保障などについて協議したと報じられている。

停戦に向けたロシアとウクライナの協議は16日も行われる見込み。一部報道によると、ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問は15日、「ウクライナ紛争はロシアとの協議がまとまるか、ロシアが新たな攻勢をかけるかの岐路にある」との認識を示したようだ。停戦協議は数日中に進展する可能性はあるものの、状況は引き続き流動的であり、金融市場の不確実性が大幅に低下することは期待できない。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米FOMC会合の結果判明を待つ状況