9日午前のアジア市場でドル・円は115円80銭台で推移。安全逃避的なドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられており、ドル・円は115円台半ば近辺の水準が目先的な下値目途になりつつある。原油高の影響で今年の日本の貿易・経常収支は大幅に悪化(貿易赤字の拡大、経常黒字の大幅な縮小)すると予想されており、ドル需要の増大でドルは底堅い動きを保つとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は115円65銭から115円87銭、ユーロ・ドルは1.0890ドルから1.0907ドル。ユーロ・円は126円01銭から126円35銭で推移。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:安全逃避的なドル買い継続か