18日のニューヨーク外為市場でドル・円は114円97銭へ弱含んだのち115円17銭まで上昇し、引けた。インタファクスで、ウクライナ東部の親ロシア派指導者が接触線での衝突激化を警戒し、女性や子供などをロシア側に避難させると報じられたことや、ウクライナ分離主義者がドネツクで車が爆破されたと発表したとの報道を受けて、ウクライナ情勢悪化を警戒したリスク回避の円買いが強まった。質への逃避のドル買いも強まり、下落は一時的となった。

  
ユーロ・ドルは1.1361ドルから1.1315ドルまで下落し、引けた。欧州中央銀行(ECB)当局者がインフレ抑制で年内利上げに傾斜しているとの報道でユーロ買いが一時強まるものの、ウクライナ情勢悪化に伴う域内への影響を懸念したユーロ売りに押された。
ユーロ・円は130円80銭から130円21銭まで下落。

 
ポンド・ドルは1.3620ドルから1.3573ドルまで下落した。

ドル・スイスは0.9192フランへ下落後、から0.9218フランまで上昇した。

  
[経済指標]・米・1月景気先行指数:前月比-0.3%(予想:+0.2%、12月:+0.7%←+0.8%)・米・1月中古住宅販売件数:650万戸(予想:610万戸、12月609万戸←618万戸) <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 2月18日のNY為替概況