日経平均は241円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなり、特に、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%を超す上げとなり、東京市場の半導体関連株の買い手掛かり要因となったほか、米長期金利の上昇を受け、金融関連株の一角が物色された。また、主要企業の四半期決算発表が続いており、好決算や好業績見通し銘柄への物色意欲が強く、株価支援要因となった。一方、市場では1月の米消費者物価指数(CPI)発表を10日に控え、インフレ高進を警戒するムードが強くなっているほか、米金融政策を巡る不透明感や緊張が続くウクライナ情勢、国内での新型コロナ感染拡大など懸念材料が継続し、株価の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は堅調に推移している。

<FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は241円高、寄り後は堅調