27日の日経平均は大幅に3日続落した。5日移動平均線をわずかに上回った後は26044.52円まで下ヒゲを伸ばし、ローソク足は大陰線を引いた。これまで株価が中立圏にとどまっていた週足一目均衡表では本日終値が雲下限を踏み抜いて、日足に続いて三役逆転を形成し、売り手優勢の形状が一段と強まった。日足でも雲下限を下放れ、転換線と基準線が急角度で下降して強い下落圧力を窺わせた。ボリンジャーバンド(25日ベース)では本日終値が-2σを下回り、下値拡張局面入りを警告する形だが、下ヒゲは-3σまで25.35円に迫ったほか、25日線とのマイナス乖離率が7.40%に拡大。ストキャスティクスの%Kが7.95%と10%を割り込んだこともあり、短期的な底値到達も意識される。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:大幅3日続落、週足三役逆転もボリンジャー底値示唆