米商務省が発表した12月卸売在庫速報値は前月比+2.1%となった。伸びは11月+1.7%から鈍化予想に反して拡大し、10月来で最大。小売り在庫は前月比+4.4%。伸びは2.0%から鈍化予想に反し拡大し1992年以降で最高を記録した。

一方、米12月前渡商品貿易収支は1010億ドルの赤字と、赤字幅は11月980億ドルから縮小予想に反して拡大し、過去最大を記録した。貿易赤字の拡大が10-12月期のGDPでマイナスに寄与した可能性も示唆された。

米国債相場はもみ合い。米10年債利回りは1.7762%で推移した。ドルは堅調に推移し、ドル・円は114円15銭から114円32銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1272ドルまで下落後、1.1288ドルまで上昇した。

【経済指標】
・米・12月卸売在庫速報値:前月比+2.1%(予想:+1.2%、11月:+1.7%←+1.4%)
・米12月前渡商品貿易収支:-1010億ドル(予想-960億ドル、11月—980億ドル←-978億ドル)


<KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米12月前渡商品貿易赤字は過去最大、卸売在庫速報値は予想上回る、ドル続伸