1月20日のＮＹ為替概況

　　20日のニューヨーク外為市場でドル・円は114円25銭から113円96銭まで下落し、引けた。米週次新規失業保険申請件数が予想外に増加し昨年10月来の高水準となったほか、米12月中古住宅販売件数も予想を下回り米金利の低下に伴うドル売りが優勢となった。

　　
ユーロ・ドルは1.1357ドルから1.1315ドルまで下落し、引けた。欧州中央銀行（ECB）のラガルド総裁が「ECBは米当局ほど迅速に行動しない十分な理由ある」としたほか、デコス・スペイン中銀総裁が年内の利上げを予想しないとの見解を示し、欧米金利差拡大観測に伴うユーロ売りが優勢となった。
ユーロ・円は129円64銭から129円21銭まで下落。

　
ポンド・ドルは1.3608ドルから1.3662ドルまで上昇。2月英中銀金融政策決定会合での利上げを織り込むポンド買いが続いた。

ドル・スイスは0.9141フランまで下落後、0.9175フランまで上昇した。



【経済指標】・米・1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数：23.2（予想：19.0、12月：15.4）・米・先週分新規失業保険申請件数：28.6万件（予想：22.5万件、前回：23.1万件←23.0万件）・米・失業保険継続受給者数：163.5万人（予想：156.3万人、前回：155.1万人←155.9万人）・米・12月中古住宅販売件数：618万戸（予想：642万戸、10月：648万戸←646万戸） ＜KY＞