14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円49銭まで下落後、114円27銭まで上昇し、114円25銭で引けた。米12月小売売上高が予想以上に減少するネガティブサプライズとなったほか、米1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も予想を下回るなど、低調な経済指標の結果を嫌気しドル売りが優勢となった。しかし、次期米連邦準備制度理事会(FRB)副議長に指名されたブレイナード理事などハト派メンバーが年内数回の利上げ予想を示すなど、市場のFRBの利上げ観測は根強く、金利先物市場の年4回の利上げ確率は上昇。金利上昇に伴うドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1455ドルから1.1399ドルまで下落し、1.1414ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事が「ECBは早すぎる利上げをすべきではない」と慎重な見解を示し、ユーロは売られた。ユーロ・円は129円78銭まで下落後、130円42銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3723ドルから1.3653ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9102フランから0.9142フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:年内4回の米利上げ観測でドル買い強まる