NY外為市場では最新12月雇用統計の発表を控えてドル売りも限定的となった。ドル・円はISM非製造業指数の予想以上の悪化で115円63銭まで下落後、115円79銭まで戻した。ユーロ・ドルは1.1332ドルの高値から1.1290ドルまで反落。ポンド・ドルは1.3560ドルまで上昇後、1.3515ドルまで反落した。

最新12月雇用統計の発表を控え、朝方発表された週次失業保険申請件数は予想を上回ったものの、パンデミック前の水準を依然下回る。サンフランシスコ連銀のデイリー総裁もビデオ会議で、労働市場が非常に強い可能性を指摘した。

米国債相場は軟調推移を維持。10年債利回りは1.736%と、昨年3月来で最高水準で推移した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル底堅い、米労働市場の良好な回復を織り込む