米労働省が発表した週次新規失業保険申請件数は前週比7千件増の20.7万件と、前回から減少予想に反し増加し、11月最終週以降で最小となった。失業保険継続受給者数は175.4万人とやはり前回171.8万人から減少予想に反し増加した。

米商務省が同時刻に発表した11月貿易収支は-802億ドル。赤字幅は10月672億ドルから大幅拡大した。米国経済活動回復に伴い輸入が過去最大に拡大したことが要因。

予想に満たなかった結果を受けて米国債相場は下げ止まり。米10年債利回りは1.728%で上昇が一服。ドルは弱含み推移した。ドル・円は115円85銭から115円74銭へじり安推移。ユーロ・ドルは1.1302ドルから1.1314ドルへ強含んだ。

【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数:20.7万件(予想:19.5万件、前回:20万件←19.8万件)
・米・失業保険継続受給者数:175.4万人(予想:167.8万人、前回:171.8万人←171.6万人)
・米・11月貿易収支:-802億ドル(予想:-810億ドル、10月:-672億ドル←-671億ドル)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米先週分新規失業保険申請件数が増加&11月貿易赤字拡大でドルじり安