米国株式市場はまちまち。ダウ平均は95.83ドル高の36398.21ドル、ナスダックは89.54ポイント安の15781.72で取引を終了した。新型コロナのオミクロン変異株感染が急増する中、比較的重症化リスクが低いとの見方が引き続き安心感に繋がったほか、疾病対策センター(CDC)が、新型コロナウイルスに感染した無症状の国民に対する隔離推奨期間を従来の10日間から5日間に短縮したことも、景気回復への楽観的見解を支援し、寄り付き後、上昇。航空機メーカーボーイング(BA)や消費関連株の上昇がけん引しダウは終日堅調に推移。ハイテクは、利益確定売りに押され下落した。セクター別では公益事業、食・生活必需品小売りが上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。

小売りのウォールマート(WMT)や総合ヘルスケア会社のCVSヘルス(CVS)は小売店舗内の簡易診療所拡大計画が収益増加期待に繋がり、それぞれ上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は国営ガルーダ・インドネシア航空が、墜落事故から3年を経て737マックス機運航再開を承認したほか、エチオピア航空も来年2月に同機運航再開を計画しているとの報道が好感され上昇した。ドーナッツチェーンのクリスピークリーム(DNUT)は見通し引き上げを好感した買いが継続。一方、携帯端末のアップル(AAPL)は新型コロナウイルス感染急拡大を受け、ニューヨーク市12の小売店の営業を一時停止するとの報道を受けて、売られた。

S&P500種指数は連日、史上最高値を更新後、下落に転じた。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ95ドル高、消費関連が支える