米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.00-0.25%に据え置くことを決定した。さらに、ひと月の資産購入縮小規模を従来の150億ドルから300億ドルに拡大。テーパーぺースを加速させる。1月の買い入れは国債、400億ドル、住宅ローン担保証券は200億ドルとする。

また、スタッフ予測では、2022年3回、2023年3回の利上げを予想していることも明らかになり、タカ派色を強めた。

結果は市場エコノミストのほぼ予想通りとなり、米国株式相場もポジティブにとらえ、ダウ平均株価は70ドル高。米10年債利回りは1.42%から1.47%まで上昇した。

ドル買いも加速。ドル・円は113円74銭から114円24銭まで急伸した。ユーロ・ドルは1.1275ドルから1.1222ドルまで下落。ポンド・ドルは1.3260ドルから1.3173ドルまで下落した。

【金融政策】
・米連邦公開市場委員会(FOMC)
・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.00-0.25%に据え置き決

「資産購入縮小規模を月300億ドルと従来の2倍とする。1月の買い入れは国債400億ドル、住宅ローン担保証券は200億ドル」

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル急伸、FRBがテーパー規模2倍に加速、22年も3回利上げ予想とタカ派色示す=FOMC