日経平均は10円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。日経平均が昨日までの2日間で900円を超す上げとなったことから短期的な利益確定売りが出やすく、また、北京冬季五輪の「外交ボイコット」問題や、ウクライナを巡る米ロ関係の緊迫化などから地政学リスクが意識され、積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって3日続伸したことが東京市場の株価の支えとなった。また、国内の新型コロナ新規感染者数が引き続き低水準で推移していることに加え、日本でもオミクロン株への過度な警戒感がやや後退しており、株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は前日終値近辺で推移している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は10円安、寄り後は前日終値近辺で推移