米国株式市場は反発。ダウ平均は646.95ドル高の35227.03ドル、ナスダックは139.68ポイント高の15225.15で取引を終了した。バイデン大統領の首席医療顧問の国立アレルギー感染症研究所ファウチ所長が週末のインタビューで、時期尚早としながらも、新型コロナのオミクロン変異株の重症度を巡り楽観的な見解を示したため経済封鎖への警戒感が後退し景気回復期待に、寄り付き後、上昇。終日買戻しが続き、引けにかけて上げ幅を拡大し終了した。セクター別では消費者サービス、ヘルスケア機器・サービスが上昇した一方、医薬品・バイオテクが上昇。

航空会社のデルタ(DAL)、アメリカン(AAL)、ユナイテッド(UAL)やクルーズ船を運営するノルウェ—ジャンクルーズ(NCLH)、カーニバル(CCL)、カジノを運営するウィンリゾーツ(WYNN)、MGMリゾーツ(MGM)は、経済活動の再開が継続し需要が増加するとの期待を受けた買いに軒並み上昇した。百貨店のコールズ(KSS)は物言う投資家が身売り、または、オンライン小売りビジネスの分割を推奨したとの報道を受けて上昇。一方、電気自動車メーカーのルシドグループ(LCID)は特別買収目的会社(SPAC)との合併を巡る証券取引所(SEC)による調査が明らかになり下落した。

デジタルメディアのバズフィード(BZFD)は特別買収目的会社(SPAC)「890フィフス・アベニュー・パートナーズ」との合併を通じナスダック市場に上場。日中一時上昇も失速し、結局下落で引けた。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ646ドル高、オミクロン変異株への脅威が後退