NY外為市場では景気回復への期待が再燃し、ドル買いやリスク選好の動きに拍車がかかった。ドル・円は113円06銭から113円55銭まで上昇し日中高値を更新。ユーロ・円は127円65銭から128円07銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.1280ドル前後の安値圏で推移した。

新型コロナのオミクロン変異株感染を巡り米大統領の首席医療顧問を務めるファウチ国立アレルギー感染症研究所所長が5日、「重症度」判断をめぐる初期の情報に基づくと「やや勇気づけられる」側面があるとしたため、経済封鎖の拡大懸念が後退。回復期待も再燃し米国債相場が下落した。米10年債利回りは1.37%から1.43%まで上昇した。3日の高水準である1.47%も視野に入った。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:景気回復への期待が再燃、ダウ750ドル高、10年債利回りは1.4%台回復