欧州中央銀行(ECB)はインフレが11月にピークを付けたと見ている。シュナーベル専務理事は2022年に鈍化するのは明確で、2022年に利上げの条件を達成する可能性は非常に少ないとした。また、デギンドス副総裁もECBが最近のインフレ高進が一過性と考えており、個人的な見解で2022年の利上げを予想していないことを明らかにした。

欧米金利差拡大観測にユーロ・ドルはNY市場でも一時1.1293ドルまで下落し戻りの鈍い展開が続いた。ユーロ・円は129円80銭から129円40銭まで下落し、1カ月ぶり安値を更新。ユーロ・ポンドは0.8385ポンドまで下落し昨年2月以降1年9カ月ぶりの安値を更新した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ユーロ戻り鈍い、ECBの22年の利上げの可能性をメンバーが除外