日経平均は5円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は、寄付き段階では売り買いが交錯した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって上昇した流れを引き継いだ。また、政府が新型コロナ対策の大規模イベントの人数制限について1万人の上限を解除することを決めたことや、東京都が新型コロナ感染状況の警戒度を初めて最低レベルに引き下げたことなどもあり、感染縮小による経済活動の活性化がさらに期待され、株価支援要因となった。一方、米市場の取引終了後に発表されたアップルとアマゾン・ドット・コムの決算内容が市場の期待に届かなかったして、株価が時間外取引で下落したことなどが東京市場の関連株の買い手控え要因となったほか、31日投開票の衆院選の結果を見極めたいとして、積極的な買いを見送る向きもあり、寄付き段階では売り買いが拮抗した。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は5円高、寄り後はもみ合い