25日のニューヨーク外為市場でドル・円は113円92銭まで上昇後、113円60銭まで弱含み引けた。長期金利や原油価格の上昇に伴いドル買い・円売りが強まったのち、NY原油先物が7年ぶり高値を更新後、いったん上げ止まり、さらに、米9月シカゴ連銀全米活動指数が予想外にマイナスに落ち込んだためドル買いが後退。その後、米10月ダラス連銀製造業活動指数が予想以上に上昇し下げ止まった。

  
ユーロ・ドルは1.1591ドルまで下落後、1.1616ドルまで戻し引けた。ドイツの最新10月IFO企業景況感指数が4カ月連続で悪化したことを嫌気したユーロ売りが継続、さらに、今週予定されている定例理事会で欧州中央銀行(ECB)が引き続き慎重な姿勢を示すとの見方がユーロ売り圧力となり上値を抑制した。

  
ユーロ・円は131円86銭まで下落後、132円10銭まで反発。

 
ポンド・ドルは1.3742ドルまで下落後、1.3780ドルまで反発。英中銀金融政策委員会(MPC)のテンレイロ委員が短期的なインフレの要因への対処で「中銀ができることはほとんどない」とのハト派発言を受けて、ポンド売りが優勢となった

ドル・スイスは0.9203フランまで上昇後、0.9177フランまで反落した。



[経済指標]・米・9月シカゴ連銀全米活動指数:-0.13(予想0.2、8月:0.05←0.29)・米・10月ダラス連銀製造業活動指数:14.6(予想:6.0、9月:4.6) <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 10月25日のNY為替概況