22日のニューヨーク外為市場でドル・円は113円91銭から113円42銭まで下落し、引けた。パウエルFRB議長が、テーパーを開始し2022年中旬に終了する道のりであることを確認したほか、高インフレが想定以上に長期化する可能性を警告し金利の上昇に伴うドル買いが一時強まった。その後、インフレ懸念と同時に、FRBの急速な利上げが景気を停滞させるとの懸念も浮上し利回り曲線が平坦化したため長期金利は再び低下しドル売りが再燃した。



ユーロ・ドルは1.1656ドルまで上昇後、1.1622ドルまで反落して引けた。



ユーロ・円は132円53銭から131円92銭まで下落。



ポンド・ドルは1.3793ドルから1.3736ドルまで下落した。欧州連合(EU)は英国との亀裂が深まれば離脱通商協定も撤回すると警告したため警戒感からポンド売りが強まった。



ドル・スイスは0.9177フランから0.9151フランまで下落した。







【経済指標】・米・10月製造業PMI速報値:59.2(予想:60.5、9月:60.7)・米・10月サービス業PMI速報値:58.2(予想:55.2、9月:54.9)・米・10月総合PMI速報値:57.3(9月:55.0) <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 10月22日のNY為替概況