全米不動産業者協会(NAR)が発表した9月中古住宅販売件数は前月比+7%の629万戸と、8月から予想以上に増加し1月来で最高となった。一方、同時刻に発表された米9月景気先行指数は前月比+0.2%と、伸びは8月+0.8%から予想以上に鈍化した。2月来で最低となった。

中古住宅販売件数の増加を好感し米国債相場は反落。10年債利回りは1.64%から1.67%まで上昇した。ドル買いも強まり、ドル・円は113円65銭の安値から113円82銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1645-50ドルで伸び悩んだ。

【経済指標】
・米・9月中古住宅販売件数:629万戸(予想:610万戸、8月:588万戸)
・米・9月景気先行指数:前月比+0.2%(予想:+0.4%、8月:+0.8%←+0.9%)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米9月中古住宅販売件数は1月来で最高、ドル買い優勢