米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は前週比3.8万件減の32.6万件となった。4週間ぶりの減少で、予想34.8万件も下回った。失業保険継続受給者数は271.4万人と、前回281.1万人から予想以上に減少し、パンデミックにより経済が封鎖した昨年3月以来で最小となった。

結果を受けて米国債相場は軟化。10年債利回りは1.52%から1.54%まで上昇した。ドル買いも強まり、ドル・円は111円32銭から111円45銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.5650ドルから1.5552ドルまで下落。ダウ先物は300ドル高で推移した。
【経済指標】

・米・先週分新規失業保険申請件数:32.6万件(予想:34.8万件、前回:36.4万件←36.2万件)・米・失業保険継続受給者数:271.4万人(予想:276.6万人、前回:281.1万人←280.2万人)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米新規失業保険申請件数が予想以上に減少、1カ月ぶり低水準、ドル上昇