(13時00分現在)

S&P500先物      4,294.50(+3.25)
ナスダック100先物  14,509.00(+46.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は30ドル高。原油相場はプラスに転じ、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。


4日の取引で主要3指数は大幅反落。ナスダックは前日比2%超安の一方、ダウは下げ幅を縮小し節目の34000ドルを維持した。バイデン大統領は連邦債務が法定上限を超える可能性に言及し、不透明感が一段と強まった。また、中国恒大集団の債務不履行(デフォルト)への懸念も、投資家心理を圧迫している。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め観測を背景に長期金利が上昇基調を維持し、ハイテク株売りが優勢となった。


本日は下げ渋りか。連邦債務の上限の引き上げや中国恒大集団の経営問題への懸念から不透明感が広がり、リスクオフの売りが継続しそうだ。今晩発表のISM非製造業景況指数が予想通り失速すれば、減速懸念による売りも加わる見通し。一方、8日に発表される雇用統計が改善すればFRBの引き締めを後押しする要因となるため、注目が高まる。資産買入れの段階的縮小(テーパリング)などを遅らせるとの一部の見方は、売りを弱める可能性もあろう。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、引き締め後退に期待も