商務省が発表した8月個人所得は前月比+0.2%と、伸びは予想通り7月+1.1%から鈍化した。8月個人消費支出(PCE)は前月比+0.8%と、7月からプラスに改善。7月は+0.3%から-0.1%に下方修正された。2月来のマイナス。

米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているエネルギーや食品を除いたコアPCE価格指数は前年比+3.62%。伸びは7月+3.6%から鈍化予想に反し同水準を維持した。1990年以降30年ぶりの大幅な伸びペースを維持。

米国債相場は底堅く、10年債利回りは再び1.5%を割り込んだ。ドル・円は111円20銭から110円96銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1596ドルから1.1607ドルまで上昇した。

【経済指標】
・米・8月コアPCE価格指数:前年比+3.6%(予想:+3.5%、7月:+3.6%)
・米・8月個人所得:前月比+0.2%(予想:+0.2%、7月:+1.1%)
・米・8月個人消費支出(PCE):前月比+0.8%(予想:+0.7%、7月:-0.1%←+0.3%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米8月コアPCE価格指数、30年ぶり最大の伸びを維持、ドルは軟調