16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円37銭から109円83銭まで上昇して、109円74銭で引けた。米8月小売売上高は予想外のプラスに改善し、9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は上昇したため、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に資産購入縮小を開始するとの思惑が強まり、長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1750ドルまで下落後、1.1771ドルまで戻し、1.1768ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の経済見通しに基づき域内の金利先高感を受けたユーロ買いが下支えとなった模様。ユーロ・円は128円62銭から129円18銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3838ドルから1.3765ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9245フランから0.9278フランまで上昇した。

<MK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:8月米小売売上高の増加を受けてドル買い強まる