NY外為市場では日本が当面緩和策を維持するとの見方や株高に連れたリスク選好の円売りが強まった。ドル・円は109円40銭前後、ユーロ円は129円20銭前後でそれぞれ底堅い。

黒田日銀総裁は米州国際経済フォーラム主催の会合での講演で、必要なら緩和措置をさらに強化する姿勢を示した。物価は目標2%達成する軌道にあるが、2023年以降になるとの見通しを示している。日本経済は基調として改善しており、物価も基調として安定していると言及。できる限り早期に2%物価目標達成するため必要に応じて緩和する姿勢を表明した。さらに、グリーンボンド含め社債購入を継続すると加えた。

米国株式相場は9月の下げを解消する勢いで回復。ダウは286ドル高で推移した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:円売り優勢、BOJの金利先安感やリスクオン、ダウ300ドル近く上昇