NY外為市場ではドル売りが強まった。ドル指数は92.52から92.24まで下落し、ほぼ1カ月ぶり安値を更新。朝方発表された週次の失業保険申請件数が予想以上に減少しパンデミック以降で最小となり一時安心感も強まったが、米国東部時間3日に発表が予定されている8月雇用統計が新型コロナウイルスのデルタ株の影響を受けて、予想程強まらないとの警戒感が浮上。

ドル・円は110円09銭まで上昇後、109円95銭まで反落。ユーロ・ドルは1.1836ドルから1.1871ドルまで上昇し1カ月ぶりの高値を更新した。ポンド・ドルは1.3782ドルから1.3836ドルまで上昇し8月17日来の高値を更新した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル売り強まる、デルタリスクで弱い雇用統計を警戒